2022
09.27

名作+美麗なビジュアル。想像力を形にできる時代(というか技術というかセンス)に生きる喜びを語ろうかな

Intelligence

中二の頃にきちんと厨二病を発症しました広報氏 スタッフseri と致しましては、当時興味を持っていたこと、夢中になっていたことを話し出せばキリがなく、何晩でも語り明かし、何ページにも渡るブログを書ける所存です。
ただし、正直申し上げて語り明かす体力が失われし年齢により、実現が極めて困難ではありますがwwwww

我ながらスゴイと思うのは、あの頃好きになったものって、今でもきちんと好きなままなんです。
皆様もそうでしょうか。
皆様はどのような厨二病を発症なさったのでしょうか。

王道の、「右腕に封印せし黒龍が暴れだすぜ」系でしょうか。

厨二病女の子
であれば、ご心配なく。
邪王炎殺黒龍波」という大変立派な名前が付いております。
飛影さん、今でも大好きです。

(1)
広報は、この頃から本格的にブロマンスの世界に足を踏み入れたのではないかと記憶しております。
当時はブロマンスという言葉が存在していなかった筈。
当然市民権もなかったわけで、友人諸氏から非常に奇怪な目で見られていたかもしれない。
男の子同士のアツ過ぎる友情に悶え狂う我。

ちなみに、ブロマンスとBLは別ものですが、両方好きです。
BLは、厨二病発症から5年以上経ったのち、なんか男の子同士の物語系全般に歯止めが効かなくなった様子。

(2)
同時に、ギリシャ神話の解説書籍(カラーで図版がとてもたくさん載っているもの)が大好きで、見つけては買い、見つけては買いしていたので、お小遣い的に「あ、ヤバ・・・」と思ったことが何度かありました。
この手の書籍は、今も昔も高額ですが、金額以上の価値がありますので、全く不服はございません。


柔らかさやふくよかさを感じさせる優しい絵画、神々しく宗教的な絵画などに圧倒され、感動するほど好きではありますが、より好んで購入していたのは、「残酷な」「残虐な」「異形の」等と謳われた、本当は綺麗な世界じゃないよと教えてくれる内容のものでした。

きっと今も昔も残酷な描写の作品は(映画でもドラマでも漫画でもなんでも)たくさんあって、自分はたまたま、かつてはあまりそれらを知らなかっただけだろうと思いますが、それでも、いわゆる「残酷なシーン」が今ほどは当たり前ではなかったような気がします。

そんな環境の中で、自分の子供をなかなかの勢いで食べたり(咀嚼してるから復活できない気がする、とか当時思っていました(我が子を喰らうサトゥルヌス))、切った首を皿に乗せて運ぶ美女がいたり(洗礼者ヨハネの首を持つサロメ)、衝撃と恐ろしさで最初は固まりましたが、こういう絵もあるのだという面白さや、描かれている人々(神々)の生々しい感情のようなものに魅せられて、すっかりうっかりハマったものです。

さて、これらわたくしめの個人的嗜好の健全さについてはともかく、これらに見事魅了された絶対的な理由が「絵が綺麗だった」「心に迫りくる色遣いだった」等々、ビジュアルによるものでした。

*文字ものには文字ものの良さが当然あります。
自分で情景を思い浮かべながら読むことにこそ大きな意味を持つ作品もあれば、推理ものなんかは個人的には挿絵も何もない方が、緊張感や臨場感がとんでもなく湧いてきてたまらないです。


絵や図版なしで構成されている書籍の良さも充分感じつつ、昨今、様々なジャンルの絵師様方の素晴らしさが素晴らし過ぎて素晴らしく、かつて「絵があるから良さが伝わってきて好きになった」ブロマンスや残酷ギリシャ神話を思い返しつつ、今、職業柄もあり、改めて「ビジュアル」への感謝礼賛を致したく存じます。

9/13にアップしたブログ(場所を間違えたりもしたけれど、なんて素敵な空間にいざなわれたことか【たまには地域イベントトーク】)で、和泉守兼定という日本刀名を出したのですが、これもまさに擬人化されて、しかもあんなに素敵なキャラクターになっていなければ興味を持つこともなかったかもしれません。
新選組が好きで、土方さん(・ω・)ノラブとて、キャラクターとしてあれほど世の中を席巻するコンテンツとなるまでは、刀の名までは気が回らなかった・・・

馴染みのない話題、とっつきにくい内容、漢字だらけの名称だったり歴史的に価値があっても現代では埋もれている素材だったり・・・そういったものに着目注目してもらうのに、「美麗なイラスト」ほど高い効果を発揮するものは他にないのではないかと、だから、とても上手にイラストを活かし、取り入れているコンテンツには頭が下がります。

イラスト自体が主役のものも、主役を引き立てるためのイラストも、そして少々軸は変わりますが「カラーにすることで注目を集める」というやり方も。

我らグリープのお姉さま的存在にしてラスボス(いい加減、普通に紹介しないと怒られそうꉂꉂ(๑˃˂๑))であるリ・ポジションで配信している、極上の女性向けノベルやコミックも、ビジュアルをとても大事に、そして有効に活かしています(夢中文庫から、各レーベルをご覧頂けます)。
ノベルのカバーが一つのアートとなっており、それが物語本編と融合して、作品としての価値を最大限に引き上げていますので、常に近くで拝見している身としては、ビジュアルの持つパワーを感じないわけがないのです。

自社(というかグループ)の宣伝記事じゃん!(# ゚Д゚)などと誤解をされてしまわぬよう、軌道修正しましょう。
何を隠そうわたくし広報、「一コマの中に大量の情報があり過ぎる(と感じる)漫画は読んでて混乱し始める」という残念スペック持ちでございまして。

情報が多ければ多いほど良いという読者もいるでしょう。
漫画家さんの手描き文字がコマ内にたくさん紛れていたほうが好きという読者もいるでしょう。

なので、単純な得手不得手の話なんですが、コマに大量の情報があり、それが一ページ続き、そして一冊丸々ともなって参りますと、・・・何を読んでいるんだっけ・・・(根本揺らぎ始める系)
うっすらとした理解力のみ持ち合わせていると、こうなるんですねぇ。

ということで、テーマや描き方に興味があったり、ちょっと殺伐とした空気感とか「自分の常識は隣人にとって非常識かも」と思わせてくれる世界観とか、そういうのがとても好みな漫画であっても、手を出せないでいたものが数点あったんです。

それが!!!ですよ!!!
ひとつには、アニメ化
もうひとつには、フルカラーコミック化

こういった工夫(メディアミクス?)により、読むに読めず二の足を踏んでいた数点の漫画を克服することができました。
というより、もとよりストーリーは好きだということがわかっていたので、ゼロ抵抗になった、といった方が正しいでしょうか。

一旦アニメで「立て込んだ」描き方に慣れ、漫画で改めて読んでみたら案の定面白くて止まらない。
厚めの大判コミックで、冊数もなかなか多めではあったのですが、短期間で読み漁りました。
こういう世界とストーリーを生み出せる漫画家さんは本当に素晴らしいなぁ。

または、丁寧に世界観を再現し、あくまで線画の邪魔にならないように、でもきちんと自己主張する色を付けられたフルカラーコミックも、読み応えありますね(*^-^*)

基本、正直に申し上げればモノクロ版面派なので、フルカラーかぁ・・・と思うことも今まで何度かあったのですが。
多分それって、昔の「フルカラーコミック」の印象で、映像化された作品の「映像を一時停止して切り取った冊子のイメージ」が強かったからかもです。

この作品のために」塗られたフルカラーコミックは、最先端の技術でありながらレトロさを感じさせてくれたり、ノスタルジアに浸らせてくれたり。
或いは、猟奇狂気を表現して読者を怖気立たせたり。
むろん、最先端であることを遺憾なく発揮して、近未来的な作品の雰囲気を、驚くような仕掛けや立体感、色味で感じさせてくれたり。

こういった作品視聴拝読アレコレを経て、カラフルなビジュアルに対し、非常に前向きな印象でいっぱいです。

このHP内、「Portfolio」ページに、制作させて頂いた電子書籍の一部を掲載しております。
各出版者様のIT書、技術書、実用書等「専門書」「制作難易度が高い」書籍ラインナップがメインです。
リフロー型で制作をしておりますので、逆に「フィックス型で魅せる書籍」はございませぬ・・・_ノ乙(、ン、)_パタリ

大変お世話になっている出版社様にて、もう、ネ申のようなビジュアルブックをシリーズで発行なさっているところがあるのですが、「制作実績です!」とご紹介できないのがそういう意味では悔しいですっっ悔しがる女性

そして、もう一点紹介させてくださいな。
「こういう本があったらいいなぁ」と、多分高校生くらいから思っていたタイプの書籍が、普通に世の中に存在しておりまして。
今、落ち着いてしたためているふうですが、初めてその書籍を目にした時は、理想がまんま目の前にあるので非常に興奮し、挙動&不審化したことを鮮明に覚えております。
書店で挙動不審は・・・ちょっと、勘違いされそうなので行動に気を付けましょう。


まんが(「漫画」「マンガ」表記はそれぞれ)図書館なんかもそうなんですけど、子供の頃に「大人になったらこういうの作りたい」とか、「あったらいいな」と思っていたものを、同じように夢見て、それを実現している人がいると、同じ気持ちの人がいる心強さのような感覚もあり、羨ましくもあり。

さて、どんな本を夢見ていたかと申しますと、文士文豪作品×現代的ビジュアルブック、というジャンルなんですよー
素敵過ぎる絵師様が世の中にたくさんいて、描いたものを発信してくださる場も多く存在するので、多種多様のイラストを拝見することができる幸せ。

そんな素晴らしい絵師様描きおろしイラスト×文豪作品

これは胸熱な組み合わせです。
近未来的であり、現代的であり、でも懐古的でもある。
絵から想像を掻き立てられる作品であり、文豪の人間性や心深くまで垣間見える書籍です。

初めてこの書籍の存在を知ったのはいつだったかな、、、
一冊2,000円弱ですが、いわゆるあれです、大人買い
コミック以外を大人買いしてしまった。
(さすがに全部ではないですが)
満足感でウハウハでしたが、金銭的にはモニョモニョモゴモゴでした。

文豪作品を元々読まれる方々には、カバーがどんなデザインであろうと関係ないかもしれません。
内容の不可解さや気難しさをこそ愉しむものかもしれません。

しかし、硬い文章のイメージで読まず嫌い、自分とは無縁と感じていた人達にも興味を持ってもらえるコンテンツに生まれ変わらせた偉業だと思っております。

ここまでガラリとイメチェンせずとも、元の小説のカバーを文ストにしたり、俳優さんの写真(映画化された作品等)に変えてみたり。

こういった一つ一つの工夫やマイナーチェンジ、時に大きな変化や斬新なアイデアを目の当たりにできるのは本当に有難いです。

新しい電子書籍の形」というのを、最近は非常に意識しております。
あ、奇抜な女性奇抜な電子書籍奇抜な女子という意味ではないですよ。

読み心地の良さ、操作性のスムーズさなど、グリープが常々「当たり前」と捉えているところを、グリープだけの当たり前にとどめず、電子書籍業界の常識にしていきたい、していこうという意味です。

一方ではストイックな姿勢で静かにデータと向き合い、作り続ける。
そもそも開きやすく、読みやすく、長く大事にして頂ける電子書籍を制作しているので。

ただもう一方で、アグレッシブに自分達の技術や仕様、客観的な目で見ている現実や見据える未来像といったものを形にして伝えていく時期に来ていると思っております。

「ビジュアル」というキーワードをそのままグリープのこれから、に落とし込めるかというとちょっと違うかもしれませんが、「ある感覚に特化して訴えかける」とか、「これが主流、センスだ」と優しくも強気に攻める姿勢がヒントになっているのは確かです。

・・・うわぁ。
視覚的要素についてめちゃくちゃ語ったのに、ブログ自体は驚くほど文字オンリー。
常に天邪鬼的矛盾を抱えて、ブログはこれからも進めて参ります。

本日もお読み頂き有難うございました

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