2022
10.11

ザ・ダークパターン ユーザーの心や行動をあざむくデザイン

Portfolio

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URLhttps://www.amazon.co.jp/dp/B0B5X6WHDB
出版社翔泳社
制作月2022年7月
発売月2022年8月
組版横組
画像167

制作時に工夫した点

ダークパターンデザイン1

・とても目立つ、思い切ったデザインのカバー画像ですが、本文中に使われている色や装飾などもポップに仕上がっています

毒のあるデザインや書き方について、色々な切り口から本文内容が進んでいくので、電子書籍もいかにも「ダークパターン」を感じさせるデザインを大事にしました

・本文中全体の装飾や色のベースが早いうちに把握できるようになっているので、イメージを付けてもらいやすいと思います
×のパキッとしたメリハリを楽しんで頂きたいです

ダークパターンイメージ2

ビジュアル要素がふんだんに使われている書籍なので、説明文+画像の組み合わせで、非常にスムーズに理解が進みます

黒×緑(にグレーを効かせる部分もあり)だけとは思えないほどデザイン性に優れバリエーション豊かなページが続くので、情報量の多さがプラス要素になるよう、配置と余白の取り方に気を付けながら制作を進めました

ダークパターンイメージ3

・目にした瞬間に印象に残る画像が多く使われていますが、文字情報のみで説明を進めている箇所も非常に読みやすく、次々と知識が身になる実感が湧きます

太字で注目度を高め、下線を効果的に使っているので、重要箇所が目に入りやすいような作りになっています

ダークパターンイメージ4

・コラム的なMEMOを設けたり、箇条書きに囲みを付けたりして平坦にならないように様々な工夫を凝らしています

書かれている内容をきちんとカバーできるよう、そして、一目で文も画像も情報として繋がりやすいよう、大きめの画像を配置しています

ダークパターンイメージ5
ダークパターンイメージ6
左:端末の背景白(標準)/右:端末の背景黒

↑MEMOの欄をピックアップした画像を並べてみました。
読み手にとって有益な情報がたっぷりと掲載されているので、端末の背景色に左右されず、必要な情報がきちんと表示されるように細心の注意を払って制作しています。

制作ポイント

制作させて頂く前から内容に非常に興味があり、とても楽しみにしていた書籍です。
待ち遠しさを遥かに上回る面白い内容で、制作工程でも、このように記事化している最中でもついつい本文を読み耽ってしまいます。

ダークパターンとは何なのかという基礎的な説明から始まり、具体例や防止策も載っており、更にはどのような意図で各欺瞞的デザインが作られているか、といった深い内容になっています。

警告的な文脈が多々ありますが、文字情報としてのみならず、一つ一つのデザインにも「警告」というニュアンスを織り交ぜたのだと感じさせる、エッジの効いた書籍です。

電子書籍でもそのスタイリッシュなレイアウトや意図を充分感じて頂けるように配慮して制作をしました。

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