2022
06.07

取捨選択の10年、匠の技で業界をリードするいぶし…?銀…?腕は確かです〈スタッフの軌跡シリーズ(2)〉

Report

グリープは株式会社リ・ポジションの電子書籍制作部がスピンアウトし、そのリ・ポジションと株式会社技術評論社の出資を受け、2021年5月に設立されました。

立ち上げ当時の制作スタッフは全員、リ・ポジションからの転籍組です。
今日はその中で最も長く電子書籍制作に携わってきたスタッフを紹介します。
携わってきた、というより、もはや彼(以下TS)=電子書籍と言っても過言ではない、ストイックな姿勢で制作業務に向き合ってきました。

尋常ならざるスピード
類稀なる集中力
え、ちょっとクレイジーな人っぽくない?!
うっそ難しい本の方が楽しいとかヘンタi

そう、感想は人それぞれですが、絶対的な経験値とそれを根拠とする外さない勘所は間違いない。
書籍制作に関して彼スタッフsunagaを否定する人はいないでしょう(それ以外は知らんですが(‘・c_,・` ))。

個性が(ある意味で)爆発気味のベテラン先輩(広報氏は同期です)に、これまでを振り返り、これからを見つめてもらいました。

話題区切り用ライン

Q1 前職はどんなことをしていましたか? その経験で今活きていることはありますか?

TS 書店で責任者をしていました。
リアル書店なので発注やクレーム処理、人事管理(採用面接やスケジュール管理など)といった仕事がメインでした。
日々本を扱っていたので、流通も含め知っている部分がありました。
専門用語を最初から知っていたり、間違いに気づいて先手を打つことができたりということが、働き始めの頃はありました。

Q2 初めて電子書籍に興味を持ったのはいつでしょう?また、それはなぜだったんですか?

TS 偶然、電子書籍制作の求人を目にしました。
とても珍しい職種でしたし、本をスキャンして電子書籍にするというシンプルな説明のみ掲載されていたので、具体的にはどういうことなんだろうと不思議に思い、興味を持ったのが最初です。

Q3 実際に電子書籍制作業務に従事してみてどうでしたか?

TS 採用された日に電子書籍の制作マニュアルを渡されたんですが、ロボットでも操縦するのかという分厚さだったので、初出勤日まで不安というか恐怖というか。
*補足:一番初めは、TSさんも広報氏も別会社で電子書籍制作をしていました。
縁あってその頃から、当社の柳瀬代表取締役にお世話になっており今に至ります。
常軌を逸する厚さのマニュアルは、最初の制作会社にて、入社前に理解しておくことが必須でした( º﹃º )

学生時代に、簡単なプログラミングのスクールに行っていたので、その経験を糧に気持ちを保っていた覚えがあります。
ただ、幼稚園の頃に、叔父がパソコンのプログラミングをしていたのを見て、憧れをずっと持っていたので挑戦してみようと思ったのと、やってみたら楽しかったです。

Q4 電子書籍制作に携わってから何年になりますか?現在の部署や役割について教えてください。

TS この夏で10年になります。
電子書籍の制作がメインで、そのうちの一部出版社様とやりとりをしたり、新人さんに教えたりしています。
また、様々な電子書籍リーダやデバイスを常にチェックしているので、制作の仕様を変更する必要が出てくることもあります。
その場合は確認や対策なども提案します。

Q5 この仕事で一番やりがいを感じることは何ですか?

TS 求められ続けることかなぁと思います。
日常的には、複雑な工程を少ない手数や時間でできたり、綺麗なデザインを再現できたりすることです。

Q6 今までで一番苦労した仕事のエピソードを教えてください。

TS う~ん・・・最近は特にないですね。
自分のスタイル、制作部としての仕様などがしっかりかたまっていますし、部内でのコミュニケーションも取りやすいので。
ただ、制作を始めたばかりの頃だと、綺麗な作り方って何なのかわからないし、全てがルール化されていたわけではなかったので、他のスタッフのミスのリカバリー等を任されるとなかなか終わらなかった(-_-;)という思い出があります。

Q7 電子書籍業界に期待していることはありますか? または、自分がこの業界をこんな風にしていきたい、という意気込み等あれば教えてください。

TS まだ始まったばかりという感覚なので、これからどう発展していくのか楽しみです。
電子書籍ならではの機能が増えていったり、予想以上の機能がついたりしてくれたら面白いですし、自分自身も驚きたいという思いがあります。

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有難うございました!
文章に起こすと、まるでとてもまともな人のように見えますね、文字のマジック。
本人は・・・ポジティブに捉えればフレンドリー&キャッチ―。
ポジティブ面のみ記しておきましょう。

当社のMGRとともに部を引っ張る中心人物であり、超難度プログラミング書(それ以外の書籍もですが)制作の双璧なので、頼りにしています。

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